WEDiary(ワークエンゲージメントダイアリー)は、日々の仕事の中で、あなたが「できたこと」「達成したこと」を記録してゆくための “日記帳” です。

 普段見過ごしがちな、人生や仕事の良い面に注目することで、あなたはもっといきいきとした毎日を送ることができます!

WEDiary(ワークエンゲージメントダイアリー)とは

WEDiary(ワークエンゲージメント ダイアリー)は、『働く人の活性化などに役立つセルフケアのためのツールを提供する』という目的で、公益財団法人日本生産性本部が、大学の研究者の方などと連携して開発を進めている、ワーク・エンゲイジメントを高めるための、スマートフォン/タブレット用 アプリケーションです。

WEDiaryを利用すると、日々の仕事や生活をおくるなかで『できたこと』をピックアップし、日記形式で手軽に記録していくことができます。繰り返し『できたこと』を記録してゆくことで、自分に対してポジティブな振り返りが促されます。これを習慣として身につけていくことで、自己効力感や肯定感が高まり、ワーク・エンゲイジメントの向上が期待されます。



対応端末

推奨OS

  • Android 12 以上
  • iOS 15 以上

WEDiaryの使い方

 日々の仕事の上で、できたこと、達成したことなどを、日記のように記録します。ポイントは、「ポジティブなものに限定して記録していく」という点であり、「ネガティブなことには目を向けない」ようにします。
  • 一見、できたことが何も思いつかないような日でも、どんなに些細なことでもよいから、できたことを見つけて書くようにします。
  • 書き方は自由です。何行書いてもよく、後から自分で見て、何が書いてあるか思い出せればどのような表現でも自由です。
  • 書き込むタイミングはいつでもOKです。最低でも一度、その日を振り返りながらできたことを入力します。

【ホーム画面】   

【目標と振り返り】 

【トークによる日記入力】

いきいき度の記録機能

さらに、「できたこと」を書き込むときに、4つの質問に回答します。
これらの質問は、ワーク・エンゲイジメントの「活力」と「熱意」を測定するためのもので、その日の「できたこと」に対応させて、ワーク・エンゲイジメントの度合いを記録できるようになっています。

これらを日々記録していくことで、週末などに今週のできたことや、自分のワーク・エンゲイジメントの推移を確認したり、また、ワーク・エンゲイジメントの推移を週間、もしくは月間チャートで振り返ることができます。
(WEDiaryのチャート画面のチャート上の点をタップすると、ワーク・エンゲイジメントが高かった日には何が出来ていたか、確認することが可能です。) 

【いきいき度の記録】 

【いきいき度のグラフ】

【日々の記録の管理】 

【カレンダー表示】

関連研究

認知行動療法では、物事のとらえ方や、考え方、気分の流れを客観的に整理するため、日記のように、その日の出来事(良いこと悪いことの両方)を書き出すエクササイズが行われております。

また、ポジティブ心理学においては、「Three Good Things」エクササイズに関する研究で、毎日寝る前に、今日起こった3つの良かったこと(親切にしてもらったこと、よく出来たこと、気分が良かったこと、など)を書き出して、1週間続けると、幸福度が高まり、うつ傾向が改善したという研究報告がなされてきました。

さらに、独立行政法人経済産業研究所では、「人的資本という観点から見たメンタルヘルスについての研究」プロジェクトの中で、この「Three Good Things」に関する研究の追試(※1)を行っておりますが、そこでは、幸福度の向上や、抑うつ傾向の低下に対する効果は再現できなかったが、結果的に「一般的な信頼感が上昇した」という報告があげられております。

※1 RIETI Discussion Paper Series 13-J-073「良いことを毎日3つ書くと幸せになれるか?」 [https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/13j073.pdf]

では、「Three Good Things」エクササイズが、幸福度や、一般的な信頼感を高めるとすると、働く人にとっては、どのような効果が期待できるでしょうか。
例えば、
  • 毎日の仕事の中で、人に対する信頼感が高まると、より円滑にビジネスを進めることができるので、自己効力感が増して、仕事に対する活力や熱意が高まる
  • 幸福感が高まると、ものごとをポジティブにとらえようとする傾向が高まり、ねばり強く仕事に取り組むようになる
など、仕事に対する活力・熱意・没頭、つまりワーク・エンゲイジメントが高まることが予想されます。

WEDiaryは、自分に対して「ポジティブな振り返り」を促し、それを習慣として身につけるさせることを目的に、働く人の活性化などに役立つセルフケアのためのツールとして、開発が進められてきました。

日本生産性本部は、慶應義塾大学総合政策学部の島津明人教授の研究グループとの協働による実証実験により、WEDiaryを利用することで、労働者のワーク・エンゲイジメントが向上したことを明らかにし、第27回 日本産業精神保健学会で発表を行いました。(※2)

 ※2 第27回日本産業精神保健学会(2021年2月12-14日)発表内容概要

また、実証実験の結果については、現在、論文としてまとめており、近日中に当サイトでもご案内する予定です。

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