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2018年04月16日

第5期Active Work Place研究会 職場訪問 in トヨタ自動車九州様を実施しました!

去る3月23日(金)から24日(土)にかけてActive Work Place研究会 第7回 職場訪問を行いました。今回お伺いしたのは福岡県宮若市に本社・工場を構えるトヨタ自動車九州様です。Active Work Place研究会では年に1度参加企業に足を運び、いきいき職場づくりに向けてどのような工夫・取り組みがされているか学んでいます。今回は年度末にも関わらず総勢11名もお集まりいただき、深い学びとメンバーシップの醸成ができました。

 今回お伺いするトヨタ自動車九州様の宮田工場は福岡空港から地下鉄、JR鹿児島本線と乗り継ぎ、JR赤間駅からタクシーで20分ほど移動したところにあります。途中ちらほらと桜が咲いており、豊かな山々とのどかな田園風景を楽しむことができました。 


■海の中道付近。当日はお天気に恵まれ快晴でした

 20分ほど移動すると黄色い煙突が特徴的な宮田工場が現れます。我々が想像していたよりもはるかに巨大で、その敷地面積は約113ヘクタール(約34万坪)、東京ドームに換算するとなんと約24個分!敷地のなかは一体どのようになっているのか期待が膨らみます!

   
■到着するとまずレクサスの看板がお出迎え!
  PR館内には宮田工場で製造されている車が展示されていました



■うれしいお心遣いに感激です。

 宮田工場での研究会活動は内部の見学と研究会の発表です。

 
そこで到着後にまずPR館内の見学と記念撮影を行いました。
 
1階には宮田工場で製造されているレクサスの車両がいくつも展示されていました。宮田工場は1992年の稼働開始後、ウィンダムやハリアー、ハイランダーといった数々のトヨタ車種を生産してきましたが、現在はレクサス車種の車両生産拠点になっています。2階には地元九州との結びつきが紹介されており、『九州から世界へ』のコンセプトが打ち出されていました。


■地元九州とのつながりがこんなところにも


■参加メンバーでの記念撮影
トヨタ自動車九州の方々はレクサスの制服を着られています!

 館内のシアタールームにて車両製造の流れについて映像を通じて理解したのち、いよいよ工場見学に移ります。宮田工場にはいくつかの工場ユニットがありますが、今回見学したのはレクサス各種車種の組立てや検査の様子を間近で観察しました。

 本サマリーで詳細の記載は控えさせていただきますが、本工場では不具合やミスが生じた際、工員が直ぐにラインを止められる仕組みが設けられています。仮に怪しい点があっても自分の判断で生産ラインを止めてしまうことはどこか躊躇してしまいそうですが、本工場ではラインを止めてしまっても『なぜ止めた』ではなく『よく止めた』と褒める文化があり、わずかな不具合も見逃さないようにされているそうです。

 また本工場で働くすべての人の帽子とジャケットはレクサスノベルティで統一されています。「自分たちはレクサスを作っているんだ」と高い意識を備えさせるための仕掛けだそうです。

 レクサスの高い品質を維持するために仕組みの面からも意識の面からも日々改善に努められている様子が印象的でした。

 その後は敷地内にあるヘルスケアセンターにて従業員向け健康診断装置や相談室、休養室などを見学しました。見学後、センター内にて参加者間で工場・ヘルスケアセンター見学を通じた意見交換、質疑応答をしたところ、多種多様な質問が飛び交いました。特に『レクサス工場』ならではの仕掛け、仕組み、課題などについて高い関心が伺えました。

 この工場では交替制を敷いており、働く人の年代も多様です。高品質の製品をつくるうえでは従業員の健康管理が大切だとのお話をいただき、センターとしても気軽に体調を相談できるように各所にパッチワークを施すなど工夫をされていました。



 その後、研究会として各社の行動計画の進捗について発表・相互にフィードバックいただきました。今回は研究会メンバーだけでなく、トヨタ自動車九州様のヘルスケアセンターの方々、北里大学 島津明人教授にもご参加いただき、様々な目線からのフィードバックがございました。

 
■トヨタ自動車九州様の発表                      ■セイコーエプソン様の発表

 いずれの会社様も自社の課題に合わせて、取り組み課題を設定し、かつ自社全体の動きに合わせて計画を遂行されていらっしゃいました。

 

 各社発表が終わったら、いよいよお待ちかね(?)の懇親会です。博多駅付近でご案内いただいたお店ではもつ鍋から地魚、明太子など、ここぞとばかりに九州の味覚を堪能しました。懇親会は大変に盛り上がり、その後2次会も行われ、我々がホテルに戻ったのは12時前でした。

 
■地元九州のお魚を堪能!社外の方々ともメンバーシップを築けることが当研究会の魅力です。 
帰りは空港閉鎖に巻き込まれてしまうトラブルも・・・。


 今回の職場訪問ではいきいき職場づくりの現場を知るうえでも、研究会参加企業のメンバーシップ醸成のうえでも大満足の一日となりました。
 自動車の製造現場は普段見る機会も少なく、いまや世界的ブランドとなったレクサスの高品質な製品がどのように作られているのか、また品質を維持・向上するために現場で施されている工夫を間近で知ることができたのは誠に貴重な機会でした。本研究会で学んでいただいたことが少しでも品質改善、従業員満足につながっていれば大変嬉しく存じます。

 改めて今回の職場訪問を受け入れていただいたトヨタ自動車九州様に厚く御礼申し上げます。

 

 Active Work Place研究会では今後も『現場で見る・知ること』を重視して活動を進めてまいります。
 第6期の募集も開始いたしましたのでよろしければご参加を検討ください!


【研究会の詳細はこちら】 
 

【今回訪問したトヨタ自動車九州様のホームページはこちら】

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