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2017年04月17日

第6回Active Work Place研究会を開催しました!

去る2月17日、Active Work Place研究会第6回を、ご参加企業の1社である、布目電機株式会社様(本社・名古屋)にて開催しました。第5回の計画発表会を経て、この第6回は、その進捗や推進に当たっての悩み相談といったフォローアップの場として開催しておりますが、第1期より、「参加企業へ訪問して開催しよう!」という企画が恒例となって参りました。今回は名古屋へ全員で出張です。
布目電機様では、社長以下、役員の方々にもご参加いただき、工場案内、QC活動のプレゼンテーションなどをしていただきました。当日は、東京大学の島津准教授もご参加いただき、参加各社からの進捗発表などもあり、充実の1日となりました。

●名古屋駅集合!の後、布目電機様へ移動

 当日は、名古屋駅に集合いたしました。布目電機様よりご参加いただいたお二方以外の社員の方も名古屋駅に来てくださり、車で同社の佐織工場までお連れいただきました。

 

●会社紹介と工場見学

 最初に、総務課課長の島中様より同社の会社案内をご説明いただきました。2015年に新しくされた経営理念には、「共創」というキーワードの下、お客様と一緒になって製品を作り、共に繁栄することを謳っておられます。同社ではこの新たな理念の下に、社員の方々の活性化や一体感を目指して、今回のActive Work Place研究会へご参加されました。

 同社の事業概要についての知識を得た上で、佐織工場内を見学させていただきました。同社の主力製品は、電源トランスですが、特に中、小規模のものを得意とされ、かつ顧客企業毎に異なる仕様に対応して一つひとつを手作業で製作しておられます。まさにモノづくりの現場に入らせていただくという感覚で見学させていただきました。


 


QC活動のGood Practice紹介

 会議室に戻ってからは、昨年度のQC活動の発表を聞かせていただきました。重くて落下の危険などもある「巻紙の交換」をテーマに取り組まれ、製造業ならでは、自分たちで巻紙設置台を作り変え、労力・交換時間の削減に成功されていました。この改善では、作業効率アップと共に、より安全な方法が実現していました。

 同社では以前からQC活動は実施されているとのことですが、やはり長年実施するとマンネリ化が起こります。そこで昨年度はグループ編成を変え、チーム横断での編成としました。各チームから選抜された方々が集まり、異なる意見を出し合いながら改善を進めたそうです。これにより、仕事上でも連携が強化され、話し合いも活性化されたそうです。

 研究会参加者の皆さんの感想として、改善提案に対して、自分たちの手でモノを作り変える作業ができ、改善を実感できることは素晴らしい、日本のモノづくりの原点を実感した、などの意見がありました。

 

 


 
●研究会参加各社から進捗の報告

その後は、研究会メンバーから11月に設定した行動計画の進捗報告、実施に当たっての相談などがありました。

皆さん、研究会に参加いただいたこの1年の中で、できることはすぐに取り入れて実行に移されていました。例えば、メンタルヘルスケアに関する研修やセミナーの企画なども、ポジティブな方向のメンタルヘルスをテーマにしたものを開催されたり、ストレスチェック後の職場環境改善を導入したりなどです。さらに、この1年で「社員の心身の健康増進」や「健康いきいき職場づくり」ということを全社方針として掲げることができた、というお話もありました。

一方で、仕事内容や外部環境の影響から、恒常的に高ストレスになりやすい職場に対してどのように対応して行くべきか、他の業務が多忙な中でこうした活動に対する現場のモチベーションをどのように高めて行けば良いかなど、推進する上での問題点や悩みなどについても出されました。

 これからも様々な困難もあるはずですが、一方で上手くいった事例も蓄積されてくると思います。研究会を通じて、メンバーの皆様が社内を巻き込むために活発に活動されていることが伺え、今後の進捗にぜひ期待したいと思います。

 
●懇親会

研究会終了後は、名古屋駅近くに移動し、懇親会を開催いたしました。会には布目電機様の社長、取締役もご参加くださり、にぎやかで和やかな会となりました。会場への送迎も、社員の方がご協力くださいました。本当にありがとうございました。


 
布目電機株式会社 正田社長


全体での集合写真

 

●【番外編】名古屋探訪!

さて、本編は1日で終了致しましたが、2日目には有志参加の名古屋探訪(観光)が行われました。2日目も、布目電機様の研究会ご参加者様、ほか社員の方よりガイドしていただきました。

 以下に概要をお伝え致します。

 

○トヨタ産業技術記念館見学

主に繊維機械について、説明を聞きながら見学。綿から糸、織物になる各工程を実際に使われていた機械を動かし説明を受けました。

 
トヨタ産業記念館入口


トヨタ産業記念館 館内

○名古屋城散策

名古屋城展示室を展望室から順にB1階まで見学しました。

 ○大須散策

大須観音参拝、大須商店街を散策しました。

 

なお昼食には名古屋名物のひつまぶし(鰻)を堪能されたそうです。

 
名古屋名物 ひつまぶし
 

ご参加された皆さんからのご感想もいただきましたので、一部をご紹介いたします。

 ○名古屋探訪では,初めて訪れる場所ばかりで,楽しむことが出来ました。特にトヨタの資料館では,夢中になり時間が過ぎるのを忘れるほどでした。研究会とは少し違った雰囲気でみなさんとお話しでき,充実した時間でした。布目電機の皆様には感謝しております。ありがとうございました。

 ○名古屋探索は、布目電機の皆様にご一緒いただき、楽しいお話をお伺いすることができたりととっても有意義な時間を過ごさせていただきました。
 
また、トヨタの資料館で今まで知らなかったトヨタの歴史を知り、聞いたことがある企業も実はトヨタのグループだったという発見もありました。そして、名古屋城で金に輝くしゃちほこに目を輝かせ、ディープな名古屋を大須商店街で体感し、おいしいひつまぶしを食べて満腹・満足な1日を過ごさせていただきました。布目電気の皆様には、本当にお世話になり、感謝しております。

 ○トヨタ産業技術記念館では、繊維機械館と自動車館がありました。トヨタと言えば、自動車のイメージが強いですが紡織機の歴史も、手動から自動へ変わっていく過程に感動しました。自動車も含め、モノづくりに対する思いを感じました。
 
お昼は、名古屋名物のひとつ「ひつまぶし」を、教えていただいた食べ方でおいしくいただきました。名古屋城や大須商店街では多くの人で賑わっており、とても楽しく有意義な一日でした。
 
ガイドしていただいた、布目電機の皆様には感謝しております。ありがとうございました。

 *今回はスケジュールの都合で参加できなかったメンバーもいらっしゃいましたので、また機会を改めて、このような企画ができればと思っております。

 

 Active Work Place研究会は、全体で約1年の時間を掛けて、メンバーと共に学んだり、課題に取り組んだりしていただき、その過程で自組織の健康いきいき職場づくりを推進する基盤づくりをするような会です。その中で、他社の事例から学んだり、参加者同士のメンバーシップを作っていただいたりしています。

 今年度、第5期を迎える研究会は、7月よりスタート致します。全8回の例会のうち、第2回には、第4期のメンバーも参加いただき、活動の進捗についてもご報告いただくことになっております。

 5期も多くの皆様にお集まりいただけますよう、事務局一同、お待ち申し上げております。

 

5期Active Work Place研究会のご案内(HP内リンク)

* Active Work Place研究会に関するお問合せは、下記までお気軽にご連絡ください。

公益財団法人 日本生産性本部 経営開発部内  健康いきいき職場づくりフォーラム事務局
TEL 03-3409-1118 E-Mail ikiiki@jpc-net.jp

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